kernelがアップグレードされるたびに再インストールが必要になるので、ちょっと面倒…
Ubuntu上のVirtualboxでUbuntuを動かす場合にAdditionsをインストールするには、ちょっとしたコツが必要です。(もっと良い方法があるのかもしれませんが…)
Ubuntu上のVirtualboxでUbuntuを動かす場合のちょっとした問題
マウスがキャプチャできない不具合があることをバグデータベースで見つけました。AdditionsというVMWare Toolsのようなものをインストールすると解消されます。
Ubuntu上のVirtualBoxにUbuntuをインストールした場合、キーボード操作だけでAdditionsをインストールしたいのですがGNOMEのショートカットキーの入力がホストOSに奪われてしまうため操作ができません。
Alt-F1でメニューを開ければ、シェルを起動してAdditionsをインストールできるのですが…
解決策
これを解決するのに、かなり長い時間悩みました。
いまだに、これがベストな解決方法か自身がありません。
問題となっているのは、ショートカットキーなのでホストOSのショートカットキーのバインドを変更してしまいます。
次のような手順です。
1. ホストOSの”システム”-“設定”-“キーボード・ショートカット”メニューを選択する
2. “パネルメニューを選択する”をAlt+F1から別のものに変更する(Ctrl+Escなど)
3. ゲストOSを起動してログインする
4. ゲストOS画面の”デバイス”-“Guest Addtionsのインストール…”メニューを選択する
5. Alt+F1でパネルメニューを表示して”アプリケーション”-“端末”を選択する
6. Additionsをインストールする
$ cd /cdrom $ ls AMD_PCnet VBoxGuestAdditions.exe driver os2 AUTORUN.INF VBoxLinuxAdditions.run gina $ sudo ./VBoxLinuxAdditions.run
7. ゲストOSを再起動
これで、マウスやクリップボードがホストOSとゲストOS間でシームレスに使えるようになります。
環境
今回の解決策を実施した環境です。
$ uname -a Linux ubuntu10 2.6.24-19-generic #1 SMP Wed Jun 18 14:43:41 UTC 2008 i686 GNU/Linux $ dpkg -l | grep virtualbox ii virtualbox-ose 1.5.6-dfsg-6ubuntu1 x86 virtualization solution - binaries ii virtualbox-ose-modules-2.6.24-16-generic 24 virtualbox-ose module for linux-image-2.6.24 ii virtualbox-ose-modules-2.6.24-17-generic 24.0.1 virtualbox-ose module for linux-image-2.6.24 ii virtualbox-ose-modules-2.6.24-18-generic 24.0.3 virtualbox-ose module for linux-image-2.6.24 ii virtualbox-ose-modules-2.6.24-19-generic 24.0.4 virtualbox-ose module for linux-image-2.6.24 ii virtualbox-ose-modules-generic 24.0.4 virtualbox-ose module for linux-image-generi ii virtualbox-ose-source 1.5.6-dfsg-6ubuntu1 x86 virtualization solution - kernel module $