Objective-Cは、NeXT StepやMac OS Xの公用語でC言語にSmalltalkを足したような言語らしいです。
なんにしても新しい言語を使ってみるというのは、楽しみなものです。
まずは、Hello, Worldです。
コンパイラとライブラリのインストール
aptのgobjcパッケージがGNU Objective-Cコンパイラです。
標準ライブラリだと思うのですがgnustep-makeも一緒にインストールします。
$ sudo aptitude install gobjc gnustep-devel
ソースの準備
ソースです。
意外と行数が多いのと[]で囲まれた表記が特徴あります。
なんとなく意味は分かりますが、最適なコードを書くには、たくさん書いてみないとダメですね。
$ cat hello.m #include <Foundation/NSObject.h> #include <stdio.h> @interface HelloWorld:NSObject - (void)hello; @end @implementation HelloWorld - (void)hello { printf("Hello, World!!\n"); } @end int main(int argc, char **argv) { id obj = [HelloWorld alloc]; [obj hello]; return 0; }
コンパイルとリンクと実行
コンパイルとリンクは、ヘッダファイルとライブラリの違いだけで、普通のgccコンパイラの使い方と同じです。
$ gcc -I/usr/include/GNUstep/ -c hello.m $ gcc -lobjc -lgnustep-base -o hello hello.o $ ./hello Hello, World!! $