Ubuntu 12.04では、Zabbix 1.8が提供されていました。
12.10にアップグレードするとZabbix 2.0.2が使えるようになります。
Zabbix 1.8からアップグレードしました。
Ubuntu 12.04から12.10へのアップグレード
アップグレードは、コマンド一つで少し時間がかかります。
Promptがnormal以外に設定されていたらnormalに修正してから実行します。
$ grep Prompt /etc/update-manager/release-upgrades Prompt=normal $ sudo do-release-upgrade $
Zabbixデータベースのアップグレード
aptパッケージに含まれているアップグレード用のSQLを使います。
ドキュメンtのによるとMySQLのthread_stackが256Kより小さいとアップグレードに失敗してデータベースを壊すおそれがあるようです。
下記の設定に変更してMySQLを再起動します。
$ grep thread_stack /etc/mysql/my.cnf thread_stack = 256K $ sudo service mysql restart mysql stop/waiting mysql start/running, process 3581 $
アップグレードの前にバックアップすべきですが、仮想マシンのスナップショットがとってあるので、そのままアップグレードします。
$ dpkg -L zabbix-server-mysql | grep patch.sql /usr/share/zabbix-server-mysql/patch.sql.gz $ echo START TRANSACTION\; "$(zcat /usr/share/zabbix-server-mysql/patch.sql.gz)"\; COMMIT\; | mysql -u zabbix -p zabbix Enter password: $
Zabbixの設定
ブラウザでhttp://サーバ/zabbix/にアクセスするとZabbixインストール画面が出てきます。
インストールに必要な設定が表示されます。
必要な設定をします。
$ sudo vi /etc/php5/apache2/php.ini $ sudo bzr diff php.ini | grep \^[+-] --- php5/apache2/php.ini 2012-07-02 13:31:51 +0000 +++ php5/apache2/php.ini 2012-10-27 10:57:49 +0000 -max_execution_time = 30 +max_execution_time = 300 -max_input_time = 60 +max_input_time = 300 -post_max_size = 8M +post_max_size = 16M -;date.timezone = +date.timezone = Asia/Tokyo $
設定がすべてOKになると/etc/zabbixに配置する設定ファイルをダウンロードすることができます。
ダウンロードしたzabbix.conf.phpを/etc/zabbixにコピーして
$ ls /etc/zabbix/zabbix.conf.php /etc/zabbix/zabbix.conf.php $ sudo chown www-data:www-data zabbix.conf.php $ sudo chown go-r zabbix.conf.php $
これでZabbixにアクセスできるようになりました。
Zabbix serverの設定
アップグレード直後は、Zabbix serverが起動し内容になっています。
$ sudo /etc/init.d/zabbix-server start * zabbix_server is disabled in /etc/default/zabbix-server. $
/etc/default/zabbixのSTART=noをSTART=yesにすると起動できるようになります。
$ grep START /etc/default/zabbix-server START=yes $ sudo /etc/init.d/zabbix-server start $