zabbix

zabbixのSSHエージェント

Zabbixは、通常は監視対象のサーバに専用のエージェント(zabbix-agent)をインストールして監視を行います。
色々な事情で専用のエージェントをインストールできない場合、監視対象のサーバにSSHサーバが稼動していれば専用のエージェントなしで監視することができます。

SSHエージェントの定義

下記のようにアイテムの定義でSSHエージェントを選択し、一意の名前、監視対象のIPアドレス、監視対象のSSHサーバのポート、エンコードを指定、認証方式(パスワード or 公開鍵)、認証情報、監視で使うコマンドを指定します。
※ここでは、uptimeの出力のログインユーザ数を監視で使うコマンドに設定しています。

使ったのは、Zabbix 1.8.5です。
専用エージェントを入れる必要がないというメリットの代わりに以下が難点です。

テンプレート化ができない(たぶん)

キーにIPアドレスやポートが埋め込まれているのでテンプレート化できません。(たぶん)
IPアドレスの部分をホストに置き換えるマクロがあればテンプレート化できるかも…

スケーラビリティがない

監視項目の数だけ、SSHでログインするので監視項目が多くなるとサーバに負荷がかかります。
監視用にSSHセッションを共有できるといいかもしれません。
ずっとつなぎっぱなしになるのも問題ですが…

用途

同じようなエージェントにTELNETエージェントがあります。
どちらかというと、専用エージェントがサポートされていないネットワーク機器でTELNETやSSHはサポートしているというようなケースなのでしょう。

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